環境・持続可能な社会

国内初のESD(Education for Sustainable Development)研究機関がある立教大学は、ESDの国内外におけるハブの役割を担ってきました。近年では東日本大震災からの復興・再生にもESDの視点を活かすなど、現在的・社会的な問題に向き合っています。

上田 恵介うえだ けいすけ

理学部 生命理学科 教授
研究分野/鳥類学、動物行動学、進化心理学
研究のキーワード/進化、行動、鳥

主に鳥の行動生態学的研究を行っています。鳥たちが野外で生きていくうえで、どのように行動すればうまく生き残り、繁殖して子孫を残していくかを研究する分野です。春~夏の鳥の繁殖期にはほとんど野外に出ています。野外調査をしているとき、いつも日本の自然に思いを巡らしています。

私たちが後世に残すことができるもの、それは文化や芸術など、人の営みによって生まれたものもあるでしょうが、この日本の美しい山河も後世に残さねばならないものでしょう。動物の野外生態学研究から、この地球上の自然がどのように成り立っていて、私たち人類がそれとどう付き合っていくのか、自然環境の保全は常に私のテーマでもあります。

社会とのつながり

○学外委員 日本鳥学会会長 ○学外委員 日本学術会議特任連携会員 ○学外委員 公益財団法人日本野鳥の会 評議員 など

上條 直美かみじょう なおみ

異文化コミュニケーション研究科 特任准教授
研究分野/社会教育学、開発教育学
研究のキーワード/参加型開発、ESD(持続可能な開発のための教育)

生涯にわたる学習としての社会教育・成人教育は、よりよい人生、よりよい社会を構築することを目指しています。特に、社会的に排除されている人々の社会包摂の視点からの持続可能な社会構築の可能性を研究テーマとしています。多様な教育実践の事例分析を通じて、「質の高い」人生、社会を目指すための「知恵」の蓄積と社会還元を研究の目的としています。

2005年から始まった持続可能な開発のための教育(ESD)の10年では、特に、持続可能な社会を目指すための理論的・実践的研究が重要で、地球規模の環境問題と私たちの社会のあり方を問うための教育の方法論を学校内外の教育活動と連携し、進めていきたいと考えています。

社会とのつながり

○学外委員 理事・委員 開発教育協会、エファジャパン、日本YMCA同盟(いずれもNPO・NGO) ○学外委員 文部科学省青少年課( 体験活動関連) 委託事業に関する事業企画評価委員 ○講師 教師海外研修講師 JICA など

阿部 治あべ おさむ

社会学部 現代文化学科 教授
研究分野/環境教育、ESD(持続可能な開発のための教育)、地域づくり
研究のキーワード/環境教育、ESD、地域づくり

持続可能な社会(地域)の創出に収斂する、総合的な環境教育/ESDを主なテーマとして、さまざまな機関と連携しながら、国内外を問わず、研究・実践活動を行っています。持続不可能な状態にある現代社会の中で、人と自然、人と人、人と社会、それぞれの関係を再構築するためには「対話・協働」、「参加・体験」、「地域固有の知恵や文化の学び」といったアプローチが有効です。特に現在は、ESDを活用した地域づくり(地域再生)の取り組み、企業のサステナビリティとCSR(企業の社会的責任)の推進、マルチ・ステークホルダー・ダイアローグ(関係者間の対話)の組織化を通して、持続可能な社会の実現を目指しています。

社会とのつながり

○学外委員 日本環境教育学会会長 ○学外委員代表理事 認定NPO法人ESD-J(「持続可能な開発のための教育の10年」推進会議) ○学外委員 理事 公益社団法人日本環境教育フォーラム など

関 礼子せき れいこ

社会学部 現代文化学科 教授
研究分野/環境社会学、地域環境論
研究のキーワード/公害・汚染問題、保護と開発の観光誌、生(ライフ)の社会学

地域に根付き、人と交わり、自然や環境を信頼して暮らす「何もない(=何事もない)豊かさ」を、新潟水俣病と流域再生、「平和」でなければ存在しえない観光現象、アイデンティティとしての自然を守る運動などの調査研究から考えてきました。持続可能な環境=社会の実現は、将来世代が私たちの生き方(ライフ)を誇り、引き継いでくれるだろう希望につながっています。「誰のための」、「何のための」持続可能な環境=社会を実現するのか。地域の中に蓄積されてきたローカルな知に着目しながら、現場の実情に即した政策提言を行います。

社会とのつながり

○学外委員 新潟県新潟水俣病施策推進審議会委員 ○学外委員 福島県檜枝岐村村史編纂専門委員 ○学外委員 日本学術会議連携会員 など

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